日本大百科全書(ニッポニカ) 「オシエク」の意味・わかりやすい解説 オシエクおしえくOsijek クロアチア共和国東部、スラボニア地方の中心都市。人口11万4616(2001)。ドラバ川河畔に位置しており、ローマ時代にはムルシアMursiaとよばれる要塞(ようさい)都市であった。1526年から1687年にはトルコに支配された。製革、紡績、精糖、マッチ製造などの工場があり、絹織物、ガラス工芸品、帽子、スモモのブランデーなどを産する。教育、文化の中心地でもあり、総合大学がある。[漆原和子][参照項目] | スラボニア | ドラバ川 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オシエク」の意味・わかりやすい解説 オシエクOsijek クロアチア北東部の都市。セルビアのボイボディナ自治州との境に近く,ドナウ川の支流ドラバ川 (ドラウ川 ) の右岸に位置する。製粉,製糖,果物,リキュールなどの食品工業のほか,繊維 (木綿) ,木材加工,皮革,電機,農機などの諸工業が発達。セルビアの首都ベオグラード,クロアチアの首都ザグレブ,そしてハンガリー国内を結ぶ鉄道の要地で,河港をもち,周辺の肥沃な農業地帯の農産物の集散地でもある。川上の旧市街には要塞があり,川下の新市街は住宅地。市内にはセルビア正教とカトリックの聖堂がある。人口9万 1046 (2001推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by