オタカラコウ(読み)おたからこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オタカラコウ」の意味・わかりやすい解説

オタカラコウ
おたからこう
[学] Ligularia fischeri (Ledeb.) Turcz.

キク科(APG分類:キク科)の多年草。茎は直立し、高さ1~2メートル。根出葉は数枚あり、いずれも長い葉柄がある。茎葉少数で、葉柄は短い。7~11月、茎頂総状花序をつけ、下部から開花する。花は舌状花と筒状花とからなる頭花で、上向きに開き、花が終わると下向きになる。舌状花は1頭花当り5~9個である。全体に小形ではあるが、これに似ているメタカラコウの舌状花は1頭花につき1~3個と少ない。深山谷川や湿った斜面に群生する。東北地方南部から九州、樺太(からふと)(サハリン)、シベリア、中国に分布する。

[小山博滋 2022年2月18日]

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オタカラコウ

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