お半長右衛門(読み)オハンチョウエモン

デジタル大辞泉 「お半長右衛門」の意味・読み・例文・類語

おはん‐ちょうえもん〔‐チヤウヱモン〕【お半長右衛門】

信濃屋の娘お半と、隣家帯屋長右衛門の心中事件題材とした、浄瑠璃桂川連理柵かつらがわれんりのしがらみ」の通称

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精選版 日本国語大辞典 「お半長右衛門」の意味・読み・例文・類語

おはんちょうえもん おハンチャウヱモン【お半長右衛門】

浄瑠璃。世話物二段。菅専助作。本名題桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」。安永五年(一七七六)大坂北堀江座初演。享保一七一六‐三六)の頃、京都桂川に若い娘と初老の男との死体が流れつき、さまざまにうわさされた。この事件を信濃屋の娘お半と隣家の帯屋長右衛門との情死として脚色したもの。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「お半長右衛門」の解説

お半長右衛門
(通称)
おはん ちょうえもん

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
桂川連理柵 など
初演
天明4.5(大坂・嵐他人座)

お半長右衛門
おはん ちょうえもん

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
寛政2.3(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「お半長右衛門」の意味・わかりやすい解説

お半長右衛門
おはんちょうえもん

桂川連理柵

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