精選版 日本国語大辞典 「お軽勘平」の意味・読み・例文・類語 おかる‐かんぺい【お軽勘平】 歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」に登場する男女の名。また、舞踊劇「道行旅路の花聟」の通称。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「お軽勘平」の意味・わかりやすい解説 お軽勘平おかるかんぺい 浄瑠璃(じょうるり)『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』の登場人物で、塩冶(谷)(えんや)判官の家臣早野勘平と相愛の腰元(のちに遊女)お軽。勘平のモデルは赤穂(あこう)家臣の萱野(かやの)三平で、家庭の事情で仇討(あだうち)に参加できなくなったのを恥じて切腹した。お軽は架空の人物らしいが、祇園(ぎおん)に同名の遊女がいたという説もある。ともに人気のある役で、舞踊『道行旅路の花聟(はなむこ)』(通称「落人(おちうど)」)をはじめ多くの書替狂言に登場する。[松井俊諭][参照項目] | 落人 | 仮名手本忠臣蔵 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お軽勘平」の解説 お軽・勘平 おかる・かんぺい 歌舞伎,浄瑠璃(じょうるり)「仮名手本忠臣蔵」の登場人物。塩冶(えんや)家の家臣早野勘平は主君刃傷(にんじょう)の日,恋仲の腰元お軽と逢(あ)い引きをしていたために失態を演じる。お軽の実家に身をよせたが,あやまって人を殺し切腹する。のちお軽は京都祇園(ぎおん)一力茶屋の遊女となった。勘平のモデルは浅野長矩の刃傷事件を最初に赤穂(あこう)につたえた萱野(かやの)三平重実。寛延元年(1748)浄瑠璃で初演。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「お軽勘平」の意味・わかりやすい解説 お軽・勘平【おかる・かんぺい】 《仮名手本忠臣蔵》の挿話の主人公早野勘平とお軽のこと。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報