西洋音楽の楽曲名。綺想(きそう)曲と訳される。特定の音楽技法や形式よりも、この名称の本来の意味である「気まぐれ、移り気」な性格を強調した作品。17世紀の場合は対位法に基づく器楽曲だが、主題に当時の流行歌や「カッコウ」の音型が用いられ、テンポや拍子が頻繁に変化する(フレスコバルディ)。18世紀に現れたロカテッリおよびパガニーニの『24の綺想曲』は、自由奔放な楽想の展開と華麗な名人芸の披露という点で、当時のバイオリン音楽ばかりでなく、作曲家にも衝撃を与えた。19世紀には、ピアノ小品(ブラームス)や民族的色彩をもつ管弦楽曲(チャイコフスキーの『イタリア綺想曲』)、さらにはR・シュトラウスの同名のオペラ(1942初演)まで多種多様な作品が存在する。
[関根敏子]
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...