かりもり

精選版 日本国語大辞典 「かりもり」の意味・読み・例文・類語

かり‐もり

  1. 〘 名詞 〙 植物しろうり(白瓜)」の古名か。また、瓜のうらなりをいうか。
    1. [初出の実例]「或ところにうりやるとて うりふ山秋たつ鹿のかりもりに霧けきめをも見つるけさ哉」(出典:恵慶集(985‐987頃))

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「かりもり」の解説

かりもり[果菜類]

東海地方愛知県地域ブランド
主に清須市・丹羽郡大口町で生産されている。明治時代から尾張地方を中心栽培が始まった。かたうり(堅瓜)とも呼ばれる。シャリシャリとした歯応えがある。かたい肉質のため長期間漬込んでも身が崩れず、すべて浅漬けや粕漬けなどの漬物に利用される。収穫7月から8月。あいち伝統野菜

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「かりもり」の解説

かりもり

愛知県で生産されるウリ果皮は緑で、果肉は白い。歯ごたえがよく「堅瓜(かたうり)」とも呼ばれる。煮物、漬物などに用いる。明治期から栽培されており、「あいちの伝統野菜」に選定されている。

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