きしきし(読み)キシキシ

精選版 日本国語大辞典 「きしきし」の意味・読み・例文・類語

きし‐きし

  1. 〘 副詞 〙
  2. ( 多く「と」を伴って用いる ) 堅い物のこすれあう音、きしんで鳴る音を表わす語。
    1. [初出の実例]「墨の中に石のきしきしときしみ鳴りたる」(出典:枕草子(10C終)二八)
    2. 「きしきしする雨戸を小早に閉めた」(出典:小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下)
  3. 物がすきまなくつまるさまを表わす語。きっしり。ぎっしり。
    1. [初出の実例]「悪と善との界へ、涯々(キシキシ)一杯に線を引たでござる」(出典:百一新論(1874)〈西周〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む