きいきい

精選版 日本国語大辞典 「きいきい」の意味・読み・例文・類語

きい‐きい

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 堅い物がすれ合ってたてるかん高い音を表わす語。
四河入海(17C前)一「竿は帆柱ぞ。是が大風にもまれて、立て、きいきいと風に嘯て鳴ぞ」
② かん高く鋭い声を表わす語。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「きいろな声を上げて、キイキイといって、どちぐるふ」

きい‐きい

〘名〙 病気をいう小児語。きいき。
※雑俳・柳多留‐一八(1783)「閏月嫁きいきいがわるいなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「きいきい」の意味・読み・例文・類語

きい‐きい

[副]
堅い物がこすれあったりして生じる高い音を表す語。「ブレーキきいきい(と)鳴らして自転車が止まる」
かん高く鋭い声を表す語。「子供が耳もとできいきい言う」
[類語]ぎいぎいきしきしぎしぎしきしりぎしりみしみしみりみりめりめりきりりぎりりきりきりぎりぎり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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