キュストナー
きゅすとなー
Karl Friedrich Küstner
(1856―1936)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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キュストナー
Karl Friedrich Küstner
生没年:1856-1936
ドイツの天文学者。ストラスブール大学を卒業後ハンブルク天文台,ベルリン天文台を経て,1891年からボン天文台長兼ボン大学教授を務める。ベルリン天文台で新方式の精度の高い観測法によって光行差定数を決定しようとしたが,得られた結果には系統的な変化が含まれていて,あたかもベルリンの緯度が変化するかのようであった。キュストナーは初めその原因を大気による光の異常屈折とか温度が観測器械に及ぼす影響などに求めようとしたが,種々検討の結果,かつてオイラーが理論的に予測していた地球の極運動による緯度変化であると結論し1888年に公表した。そして翌年には各地の天文台で緯度観測が行われ,緯度変化が確認された。ボン天文台長になってからのキュストナーは,恒星の子午線観測をすすめて恒星目録を出版し,また変光星の観測にも貢献した。
執筆者:堀 源一郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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キュストナー
Küstner, Karl Friedrich
[生]1856.8.22.
[没]1936.10.15.
ドイツの天文学者。ボン天文台台長 (1891~1926) 。恒星の子午環観測を行い,恒星の光行差を研究,極運動による緯度変化を発見し,1888年に発表した。また,恒星表を刊行。変光星の観測にも貢献した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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キュストナー
生年月日:1856年6月22日
ドイツの天文学者
1936年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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