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緯度変化 イドヘンカ

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デジタル大辞泉の解説

いど‐へんか〔ヰドヘンクワ〕【緯度変化】

地球の自転軸が少しずつ移動するために、地球上の緯度が周期的に変化する現象。

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百科事典マイペディアの解説

緯度変化【いどへんか】

天文緯度(緯度)の時間的変化。おもに地球の自転軸の移動から起こる。自転軸の移動は地球楕円体の軸と自転軸が完全には一致しないことから起こる周期14ヵ月(チャンドラー周期),振幅0.2″のものと,季節によって地球の慣性能率が変わることから起こる周期1年,振幅約0.1″のものがある。
→関連項目緯度観測所経度変化

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世界大百科事典 第2版の解説

いどへんか【緯度変化 latitude variation】

主として極運動によって起こる天文緯度の変化。天文緯度はある地点の重力の方向と地球の自転軸の方向とのなす角の余角と定義される。極運動が起こると地球の自転軸は地球の本体に対して移動するので,自転軸の方向と重力方向のなす角が変化する。したがってその角の余角である天文緯度が変化することになり,天文緯度の変化を観測して逆に極運動を求めることができる。そのため1899年から岩手県水沢市ほか世界5ヵ所に緯度観測所が設立されて国際緯度観測事業が始まった。

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大辞林 第三版の解説

いどへんか【緯度変化】

地球上各地の緯度が約一四か月の周期で、0.2秒くらいの振幅で変化する現象。 → 極運動

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

緯度変化
いどへんか

地球の極運動によって生じる、周期約430日の天文緯度の変化をいう。緯度変化は1888~1891年、K・F・キュストナーによって発見され、S・C・チャンドラーによって極運動との関係が正しく解釈された。緯度観測によって極運動が求められるが、極運動は地球内部の構造や物質の状態と密接に関連しており、地球の科学にとってきわめて重要な位置を占めている。眼視(がんし)天頂儀、浮遊(ふゆう)天頂儀は、タルコット法による天文緯度観測の器械である。また、時計の精度向上によって、天文経度も観測できる写真天頂筒やアストロラーベなどができた。現在では、電波望遠鏡、レーザー測距法、人工衛星のドップラー測距などによっても緯度、経度の変化が観測できるようになった。日本では、岩手県奥州(おうしゅう)市にある国立天文台水沢VLBI観測所(旧、緯度観測所)が、1899年(明治32)から観測を続けている。1899~1962年(昭和37)には緯度変化の国際共同観測(国際緯度観測事業)が、1962年以降は国際極運動事業、1988年からは国際地球回転観測事業と発展している。なお木村栄(ひさし)は、緯度変化のなかに、極運動に関係しない現象であるz項を発見した。[若生康二郎]
『若生康二郎編『地球回転』(1979・恒星社厚生閣)』

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世界大百科事典内の緯度変化の言及

【緯度】より

… 測地緯度,地心緯度,地理緯度などは,一度決めてしまうと,地殻変動や採用楕円体が変わらないかぎり変化はしない。しかし天文緯度は地球の極運動によって起こる天文経緯度変化によって,つねに変化している。こまのように心棒(回転軸)とこまの本体が固定しているときは,回転軸が傾いてもこまの本体と回転軸の関係は変化しない。…

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