ぎっくり腰(読み)ぎっくりごし(英語表記)acute low back pain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ぎっくり腰
ぎっくりごし
acute low back pain

重い物を持上げようとしたときなどに急に激しい腰痛が起り,歩行も困難になる状態をいう。椎間板ヘルニア原因の場合と,特に原因が認められない特発性痛の場合とがある。湿布をして安静にしていると,通常,1週間ほどで全快する。習慣性になって繰返しやすいので,最初に起したとき,十分に回復するよう心がける必要がある。この状態をドイツでは「魔女一撃」と呼んでいる。

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デジタル大辞泉の解説

ぎっくり‐ごし【ぎっくり腰】

腰をひねったり、重い物を持ち上げようと力を入れたりしたときなどに起きる、激しい腰の痛み。椎間板ヘルニアの発症である場合もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎっくりごし【ぎっくり腰】

日常生活の動作やスポーツなどで,なんらかの拍子に急に生ずる激烈な腰の痛みの総称。重い物を持ち上げようとしたり,洗面などで前こごみの姿勢をとって起き上がろうとしたり,急に体の向きを変えたりしたときに起こることが多い。ドイツ語では〈魔女の一撃Hexenschuss〉,英語では急性腰痛acute low back painと呼んでいる。
[ぎっくり腰の原因]
 〈ぎっくり腰〉の原因となる病気は一つではなく,非常にさまざまである。

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大辞林 第三版の解説

ぎっくりごし【ぎっくり腰】

急性腰痛症の一種。重いものを持ち上げたり、腰をひねったりしたときに急に腰部に激痛を起こすこと。椎間板ヘルニア・脊椎すべり症などが原因。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ぎっくり腰
ぎっくりごし

急に腰をひねったり、重い物を持ち上げようとしたときなどに強い腰痛が発生するのを俗に「ぎっくり腰」とよんでいる。痛みのために腰部の運動が制限され、また体を動かすと腰痛が増強し、痛みが激しい場合は起立歩行が困難なこともある。その本体となる疾患はいろいろあるが、一般には腰筋の部分的挫傷(ざしょう)あるいは腰椎(ようつい)椎間板損傷であることが多い。また、腰椎棘間靭帯(きょくかんじんたい)の断裂の場合もあるとされている。いずれにしても、寝たまま安静にしていれば痛みは軽減する。腰筋の部分的挫傷では片側の傍脊柱(ぼうせきちゅう)腰筋に限局性の圧痛があり、普通は腰椎前屈時に痛みがとくに強くなる。この場合は一般に比較的短期間に軽快するが、慢性化することもある。腰椎椎間板損傷では椎間板ヘルニアの場合があり、脊柱が側彎(そくわん)し、腰椎の運動が困難で、根性坐骨(こんせいざこつ)神経痛をきたす。いずれの場合も専門医に受診して痛みの原因を明確にし、適切な治療を受けることが必要である。[永井 隆]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぎっくり‐ごし【ぎっくり腰】

〘名〙 重い物を持ち上げたり、腰をかがめたりした瞬間などに、腰に激痛を感じ、しばらくは動けないほどになる病気の俗称。突発性腰痛。

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