デジタル大辞泉 「クリッパートン島」の意味・読み・例文・類語 クリッパートン‐とう〔‐タウ〕【クリッパートン島】 《Île Clipperton》太平洋、メキシコ沖にある無人島。直径3~4キロメートルの環礁。名称は同島に上陸した海賊の名に由来する。20世紀にフランスとスペインの間で領有権が争われたが、フランス領と認定。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリッパートン島」の意味・わかりやすい解説 クリッパートン島クリッパートンとうClipperton Island メキシコ南西岸から約 2090km南西の東太平洋にある小島。フランス海外領。環礁からなる無人島で,面積は 5km2に満たない。全体に低平で,低木の疎林,野生のタバコ,ココヤシの林などが見られ,野生のブタや野鳥が生息する。18世紀初めこの島を根拠地としたイギリスの海賊ジョン・クリッパートンにちなんで命名された。1856年グアノ条令によりアメリカ合衆国領とされたが,フランスが領有を主張,さらに 1897年にメキシコが占領。1930年イタリアの調停によりフランス領となった。2007年までフランス領ポリネシア,以後はフランス政府が直接管理する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by