グディニャ(英語表記)Gdynia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グディニャ」の意味・わかりやすい解説

グディニャ
Gdynia

ポーランド北部,ポモルスキェ県の港湾都市。ドイツ語ではグディンガン Gdingen。バルト海グダニスク湾に面し,グダニスクの北西に位置する。 13世紀にはすでに史料に名がみられるが,20世紀初めまでは小漁村にすぎなかった。 1922年に港の建設が開始され急速に発展。巨大な冷凍倉庫,食用油製造工場,造船所,鉄道引き込み線などをもつ大港湾都市となった。第2次世界大戦中ドイツの海軍基地として利用され,大部分の港湾設備が破壊されたが,戦後の復興は著しく,グダニスクソポトとともに「3都市」 Trójmiastoとして統一された港湾行政下に置かれ,ポーランドの海軍基地ともなっている。港の大きさはシュチェチンに次いでポーランド第2位。おもに石炭木材,砂糖を輸出,鉄鉱石,食料品を輸入。海軍学校,海洋漁業研究所,博物館,劇場などがある。人口 25万 3458 (2002) 。

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