グレチャニノフ(その他表記)Aleksandr Tikhonovich Grechaninov

改訂新版 世界大百科事典 「グレチャニノフ」の意味・わかりやすい解説

グレチャニノフ
Aleksandr Tikhonovich Grechaninov
生没年:1864-1956

ロシアの作曲家。モスクワ商人の家に生まれ,モスクワ音楽院からペテルブルグ音楽院に移り,リムスキー・コルサコフに学んだ。弦楽四重奏曲ベリャーエフ賞金を得た(1894)あと,モスクワに帰り,ロシア正教会の音楽やオペラの作曲を行い,民謡の収集,編曲にも従事した。革命後,1925年にパリに移り,39年からはニューヨークに定住した。オペラ,交響曲,室内楽曲など多くの作品があるが,合唱曲歌曲がとくにすぐれている。また,20世紀初頭にモスクワを中心に起こった古いロシア聖歌の復興運動に加わり,古い旋律を用いた多くの典礼音楽を作曲したが,これらは教会当局からは承認されず,もっぱら演奏会場でのみ演奏された。
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関連語 森田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレチャニノフ」の意味・わかりやすい解説

グレチャニノフ
Grechaninov, Aleksandr Tikhonovich

[生]1864.10.25. モスクワ
[没]1956.1.3. ニューヨーク
ロシアの作曲家。モスクワ音楽院で A.アレンスキーらに,ペテルブルグ音楽院で N.リムスキー=コルサコフに学ぶ。 1903年オペラ『ドブルィニヤ・ニキーティチ』が,F.シャリアピンを独唱者に迎えて成功を博したが,以後教会音楽や歌曲の作曲に専念。 25年ロシアを去ってパリに居住し,46年アメリカに帰化。オペラ,オラトリオ,カンタータ,交響曲,室内楽曲などの作品がある。

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