現代外国人名録2016 「ケンフォレット」の解説
ケン フォレット
Ken Follett
- 職業・肩書
- 作家
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1949年6月5日
- 出生地
- ウェールズ州カーディフ
- 本名
- フォレット,ケネス・マーティン〈Follett,Kenneth Martin〉
- 別名
- 筆名=マイルズ,サイモン〈Myles,Symon〉
- 学歴
- ロンドン大学〔1970年〕卒
- 受賞
- MWA賞(最優秀長編賞,1978年度)〔1979年〕「針の眼」
- 経歴
- 大学では哲学を専攻。ウェールズの地方紙を振り出しに、1973年「ロンドン・イブニング・ニューズ」の記者、ついで’74年「エベレスト・ブックス」に編集長として入社する。’76年には早くも経営陣に加わるが、翌年退社し、作家業に専念する。この間、サイモン・マイルズという筆名で「The Big Needle」(’73年)を出版。’78年29歳で発表した「針の眼」は英米両国で出版され、特に米国では発売と同時にベストセラーとなり、’78年度米国探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長編賞を受賞、一躍名声を博するに至った。以後、着実に大型作品を発表し、いずれもベストセラーになっている。’89年に発表された壮大な歴史小説「大聖堂」は全世界で1500万部以上のセールスを記録。18年後に発表された続編「大聖堂 果てしなき世界」は、初登場で全米ベストセラー第1位となり、世界約30ケ国で出版。現実の苛烈な政治情況を背景に常に人間的心情を描き、ディケンズの流れを継ぐ英国現代の物語作家の一人といわれる。他の著書に「モジリアーニ・スキャンダル」(’76年)、「ペーパー・マネー」(’77年)、「レベッカへの鍵」(’80年)、「獅子とともに横たわれ」(’86年)、「飛行艇クリッパーの客」(’91年)、「ピラスター銀行の清算」(’93年)、「自由の地を求めて」(’95年)、「第三双生児」(’96年)、「ハンマー・オブ・エデン」(’98年)、「コード・トゥ・ゼロ」(2000年)、「鴉よ闇へ翔べ」(2001年)、「ホーネット、飛翔せよ」(2003年)、「巨人たちの落日」(2010年)、「凍てつく世界」(2012年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報