ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コナント」の意味・わかりやすい解説
コナント
Conant, James Bryant
[没]1978.2.11. ハノーバー
アメリカの著名な化学者,教育家。ハーバード大学で博士号を取り,講師を経て有機化学の教授となり学識をうたわれた。 1933年,40歳で総長に就任。第2次世界大戦後西ドイツ駐在高等弁務官となり (1955) ,デモクラシー精神の擁護者として名声を博した。 57年に帰国後は教育の調査,研究や評論に活躍。特にハイスクールの改革を提唱したいわゆるコナント報告書は,現実に少なからぬ影響を与えている。主著『有機化合物の化学』 Chemistry of Organic Compounds (33) ,『子供,親,国』 The Child,the Parents and the State (60) ,『教育政策の形成』 Shaping Educational Policy (64) ,『わが人生の種々相』 My Several Lives (70) 。
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