コロナ観測所(読み)コロナかんそくじょ(英語表記)corona observatory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロナ観測所」の意味・わかりやすい解説

コロナ観測所
コロナかんそくじょ
corona observatory

気象条件がよく大気層の薄い高山山頂で,コロナ観測用の特殊望遠鏡であるコロナグラフを備えた天文台。 1930年フランスの B.リオにより,ピレネー山中のピク・デュ・ミディ (2860m) に建てられたのが最初。その他スイスのアローザ,ドイツのベンデルシュタイン,オーストリアのカンツェルヘーエ,アメリカのクライマックス,サクラメントピーク,日本の乗鞍山摩利支天岳 (2876m) の計7ヵ所で規則正しい観測が行われている。いずれも大気による散乱を避けた山頂に建てられている。

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