出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…また,フェイディアスがアクロポリス復興事業の総監督であったことから,パルテノン神殿の92面のメトープ浮彫,祭典行列を表した全長約160mのフリーズ浮彫,守護女神アテナの神話を扱った東西破風の群像の中に,彼の壮大な芸術的構想が反映していると見ることができる。アルゴス派の巨匠ポリュクレイトスは,〈コントラポスト(対比的均斉)〉の手法によって,男性立像の表現に古典的解決を与えた。彼はまた人体のプロポーションを研究して《カノン(基準)》を著し,このカノンに基づいて《槍をかつぐ青年》や《勝利の鉢巻を結ぶ青年》を制作した。…
…また彼は,これらの像において,体重を支える脚(支脚)と膝を軽く曲げて遊ぶ脚(遊脚)との対比を明確にし,立像に微妙な動きとリズムを与えたという。彼によって完成されたこの支脚と遊脚の関係,いわゆる〈コントラポスト〉は,ギリシア彫刻のみならず後代の美術に大きな影響を及ぼした。ポリュクレイトスは,同時代の彫刻家フェイディアス,クレシラス,フラドモンも参加してエフェソスのアルテミシオンで行われたアマゾン像の競作において1等賞を得たと伝えられる。…
※「コントラポスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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