精選版 日本国語大辞典 「ごうごう」の意味・読み・例文・類語 ごう‐ごう 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 高いびきの音を表わす語。ぐうぐう。〔諺草(1699)〕[初出の実例]「ころりと臥して又ごうごうと空いびき」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)上)② 地鳴り、潮騒などのように、底ふかくとどろきわたる音、また、はげしい風や電車の音などのように、騒がしくうなるようにひびく音を表わす語。[初出の実例]「てらてらのかねつくやつめはにくやな〈略〉まだ夜もふかきにがうがう、がうがう、とつくにまたねられぬ」(出典:虎明本狂言・花子(室町末‐近世初))「西風がごうごうと杉森にあたって物凄い音を立て始めた」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後) ごう‐ごうガウガウ【】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「ごう」は「」の慣用音 ) 車などの音がとどろきわたるさま。轟轟。こうこう。[初出の実例]「輪響として馬車を輾り出す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)[その他の文献]〔史記‐蘇奏伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「ごうごう」の読み・字形・画数・意味 【】ごうごう(がうがう) 人の語を聴かない。また、口をそろえてうれえなげく。〔漢書、食貨志上〕(王、王田の令を下す)令を犯せば、法、死に至る。制度定まらず、(よ)りて姦を爲し、天下然として、刑に陷る衆(おほ)し。字通「」の項目を見る。 【】ごうごう やかましい。字通「」の項目を見る。 【】ごうごう 盛大。字通「」の項目を見る。 【嗷】ごうごう はげしくなく。字通「嗷」の項目を見る。 【剛】ごうごう 剛傲。字通「剛」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報