轟轟(読み)ゴウゴウ

デジタル大辞泉 「轟轟」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ごう〔ガウガウ〕【××轟】

[ト・タル][文][形動タリ]大きな音がとどろき響くさま。「轟轟たる車輪の響き」
[類語]とどろとどろき響き轟然ごうぜん轟音ごうおん爆音とどろく

とどろ‐とどろ【××轟】

[副]とどろ」を強めていう語。
渡殿の橋の―と踏みならさるるさへぞ」〈紫式部日記

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精選版 日本国語大辞典 「轟轟」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ごうガウガウ【轟轟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) ( 「こうこう(クヮウクヮウ)」とも ) 音や声などがやかましくひびくさま。とどろきわたるさま。
    1. [初出の実例]「厭聚落之轟々、仰林泉之皓然」(出典性霊集‐二(835頃)沙門勝道上補陀洛山碑)
    2. 「近頃轟(ゴウ)々廃娼論ちふものが起って居るのは」(出典:落語小夜千鳥(1892)〈禽語楼小さん〉)
    3. [その他の文献]〔左思‐蜀都賦〕

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普及版 字通 「轟轟」の読み・字形・画数・意味

【轟轟】ごうごう(がうがう)

とどろきわたる。北魏・温子昇〔寒陵山寺碑〕壯士懍(りん)として以て先を爭ひ、義夫りて競す。兵はを斯の場に接し、車は轂(こしき)を此の地に錯(まじ)ふ。轟轟隱隱(いんいん)として、轉石の高崖より(お)つるが(ごと)く、(らうらう)(かいかい)として、激水の深谷に投ずるがし。

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