ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サウスシールズ」の意味・わかりやすい解説 サウスシールズSouth Shields イギリス,イングランド北東部,タイン・ウィア地域東部,サウスタインサイド地区の町。ニューカッスルアポンタインの東約 10km,タイン川河口の南岸に位置し,北海に面する港町。13世紀ダラム修道院によって建設され,17~18世紀にはガラス工業と製塩業の中心地として発展した。1790年に世界初の自動復原式救命艇が進水した地として知られる。19世紀は造船,採炭が主産業だったが,20世紀後半にはサービス業やエレクトロニクスなどの製造業に移行した。人口 8万2854(2001)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「サウスシールズ」の意味・わかりやすい解説 サウス・シールズさうすしーるずSouth Shields イギリス、イングランド北東部、タイン・アンド・ウェア大都市県にある都市。人口8万3400(2002推計)。北海へ注ぐタイン川の河口港をもつ。すでにローマ時代、ハドリアヌスの長城を固めるローマ軍の補給港であった。急速に発展したのは産業革命期で、19世紀には後背地に広がるノーサンバーランド・ダーラム炭田の石炭積出し港の一つとして繁栄した。今日でも造船、化学、染料などの工業が立地し、木材の輸入港である。[久保田武] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by