フランスのカトリック司教で聖人。貴族出身で教会博士。説教に優れ、カルバン派の勢力の強いシャブレーで多くの改宗者を出し、反宗教改革運動に大きな影響を与えた。教皇からの枢機卿(すうききょう)就任要請も断り、生涯ジュネーブ司教として聖なる生活を送ったので、教区のみならずフランス全土にも大きな影響を与えた。彼は、神に対する愛が宗教生活の根本であることを説いた。同時に、豊かな情操を養う必要性を唱え、ヒューマニズムをキリスト教教育に最初に導入し、神によって創造されたものを正しく評価し、それらを喜びをもって受容することを説いた。また聖女シャルタルJeanne de Chantal(1572―1641)と協力して、女子サレジオ修道会をつくった。フランス読みでフランソア・ド・サールともいう。
[門脇佳吉 2017年11月17日]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新