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情操 じょうそうsentiment

翻訳|sentiment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

情操
じょうそう
sentiment

センチメントともいう。広義感情のうち,人が特定の対象に関して持続的にいだく複雑な感情的傾向をさす。自己に対する自負心,家族に対する愛情,他人に対する尊敬や軽蔑など対人的な情のほかに,さまざまな事物や観念,特に学問,芸術,道徳,宗教などの文化的価値を有する対象に対する情操がある。

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デジタル大辞泉の解説

じょう‐そう〔ジヤウサウ〕【情操】

美しいもの、すぐれたものに接して感動する、情感豊かな心。道徳的・芸術的・宗教的など、社会的価値をもった複雑な感情。「情操を養う」「美的情操

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大辞林 第三版の解説

じょうそう【情操】

最も複雑で、高次の感情。感情の中で、最も安定した形をとり、知的作用・価値を伴う。美的・道徳的・知的・宗教的の四つに分けられる。 〔西周にしあまね訳「奚般氏心理学‐下」(1879年)に英語 sentiment や feeling、ドイツ語 Gefühl の訳語としてある〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

情操
じょうそう
sentiment

感情の一種であるが、二つの意味で用いられることが多い。
(1)道徳、宗教、芸術、学問など社会的価値をもった感情の複合という意味でとらえられる場合。絵画や音楽を鑑賞するとき、情動のようなはっきりしたものではなく、なんとなく心が洗われるとか、身が引き締まるとかいう感じになることがある。このような漠然とした、いくつかの感情が複合したような状態をいう。この情操を身に備えた人間は、社会的価値のうえで高く評価される。一般にいわれている情操教育の情操というのは、この意味で用いられていることが多い。
(2)情動の基礎的状態という意味でとらえられる場合。情操は、ある物事について生起するいろいろな情動の統一的な原因になるものという考え方である。それは一時的なものではなく、持続的な一定の傾向といえる。教師がある生徒に対してどのような情操を抱いているかによって、その教師の生徒に対する情動のおこし方が決まってくる。愛の情操をもっている場合には、たとえ一時的に怒りの情動を発することがあったとしても、多くの場面では親愛的情動を示すであろう。[花沢成一]

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世界大百科事典内の情操の言及

【情操教育】より

…昔から,知の教育,情の教育,意の教育という分け方があるが,情操教育はひろく情の教育にあたるものである。そして,これは知の教育と意の教育とも密接なつながりをもつとともに,知性と意志をつなぐはたらきもする。…

※「情操」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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