20世紀日本人名事典 の解説
サンソム ジョージ・ベイリー
Sansom George Bailey
07の外交官,歴史学者,日本研究家 元・コロンビア大学東アジア研究所所長;元・連合国極東委員会米国代表。
- 国籍
- イギリス
- 生年
- 1883年11月28日
- 没年
- 1965年3月8日
- 出生地
- ロンドン
- 学歴〔年〕
- リセ・マレルブ(フランス)卒,ギーセン大学(ドイツ),マールブルク大学(ドイツ)
- 主な受賞名〔年〕
- コロンビア大学名誉法学博士〔’54年〕
- 経歴
- 1904年英国外務省に入り、’06年日本に赴任。長崎、函館、東京の領事館に勤務する傍ら、日本の言語・古典・歴史・文化の研究を行い、欧米の日本研究の第一人者となり、多くの著作を発表。第一次大戦中は帰国し英国海軍軍令部、陸軍情報部に勤務。’20年駐日英国大使館参事官代理、’25〜40年同大使館商務参事官として東京に在勤。この間’35年外交官としての功績によりサーの称号を受け、また’35〜36年、’40〜41年米国コロンビア大学の客員教授として日本学を講じた。第二次大戦中は’41年戦争経済省極東派遣団顧問、’41〜42年シンガポールの極東戦争会議文官委員、’42年ジャワの連合軍総司令部付を経て、’42〜47年駐米英国館付公使。戦後’46〜47年日本管理の最高機関である連合国極東委員会の英国代表として来日。’47〜53年コロンビア大学教授、’49年同大学東アジア研究所の初代所長。’56年以降スタンフォード大学客員教授。晩年は研究と著述に専念。著書に代表作「日本史」(全3巻)のほか、「日本文化史」「西欧世界と日本」「世界史における日本」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報