シェーネマン(読み)しぇーねまん(英語表記)Johann Friedrich Schönemann

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シェーネマン」の意味・わかりやすい解説

シェーネマン
しぇーねまん
Johann Friedrich Schönemann
(1704―1782)

ドイツ俳優。1730年にノイバー夫人一座に入座、40年に自分の一座を設立し、観客趣味を高め、古典悲劇を導入しようと努力した。この一座からエクホーフシュレーダーアッカーマンが出る。一座はおもに北部、東部ドイツを巡業したが、50年にシュベリンの大公の宮廷に抱えられ、エクホーフとドイツ最初の俳優学校を設けた(1773~74)。大公の死後ハンブルクに出たが、57年に一座は解散。一座の上演した脚本集が出版されている。

岩淵達治

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェーネマン」の意味・わかりやすい解説

シェーネマン
Schönemann, Johann Friedrich

[生]1704.10.21.
[没]1782.3.16.
ドイツの俳優,演出家。 1730~39年ノイバー一座に参加,40年劇団を結成し,H.K.D.エクホフ,K.E.アッケルマンを迎えて,ドイツ各地を巡演した。俳優としての当り役は,タルチュフ,アルパゴンなど。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android