日本大百科全書(ニッポニカ) 「エクホーフ」の意味・わかりやすい解説 エクホーフえくほーふKonrad Ekhof(1720―1778) ドイツの俳優。ハンブルクに生まれる。1740年新設のシェーネマン一座でデビュー、17年間同座で研鑽(けんさん)を積み、さらにコッホ、アッカーマンに師事、67年ハンブルク国民劇場に移り、レッシングと多くの共同作業を行った。71年ワイマール宮廷劇場、74年ゴータ宮廷劇場の俳優兼監督に就任。ノイバー以後のドイツ最大の俳優であり、力強い美声と節度ある写実的な演技によって新しい演技スタイルを開拓。また53年に俳優学校を創設するなど、ドイツにおける近代的な職業俳優の育成に尽くし「ドイツ俳優術の父」といわれる。[大島 勉] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例