シクロクロス(読み)しくろくろす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シクロクロス」の意味・わかりやすい解説

シクロクロス
cyclo-cross

自転車によるクロスカントリーレース (→モトクロス ) 。自然の地形をいかした起伏に富むコースを走るが,ところどころ競技者が降車して自転車を担がなければならない箇所もあり,軽量の専用自転車が使われる。 20世紀初頭にフランスで始まり,やがて西ヨーロッパ全域やアメリカ合衆国に広まった。 1925年に初の世界選手権大会が開催され,1950年に国際自転車競技連合 UCI公認を受けた。マススタートで開始され,全長 16~24kmのコースを通常 60~75分かけて周回し,一定時間内に走った距離を競う。コースには溝,ぬかるみ,倒木,川,階段,柵,ゲートなどの障害物があり,人工的に設置される場合もある。通常9月から3月にかけて実施され,選手にとっては冬期の厳しい気候も障害となる。コース内には予備車が用意され,サポート要員が待機する。日本へは 1986年に紹介された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シクロクロス」の意味・わかりやすい解説

シクロクロス
しくろくろす

自転車競技

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