シャルルビル・メジエール(読み)しゃるるびるめじえーる(英語表記)Charleville-Mézières

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

シャルルビル・メジエール
しゃるるびるめじえーる
Charleville-Mézières

フランス北東部、アルデンヌ県の県都。パリの北東239キロメートルにある。人口5万5490(1999)。アルデンヌの冶金(やきん)工業の中心地。シャルルビルとメジエールはミューズ川を挟んで位置し、橋で連絡している。かつて双子都市であった両者は、1966年に他の3町を含めて合併した。メジエールはかつて要塞(ようさい)都市であったが、要塞は1886年に撤去された。シャルルビルは1606年の設立。この地は戦略要地であるため、たびたびドイツに占領された。とりわけメジエールは、第一次世界大戦初期にドイツ軍の手に落ち、1918年の休戦後まで占領された。メジエールの教区教会は16世紀にさかのぼるみごとなゴシック建築である。

[大嶽幸彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シャルルビルメジエール
Charleville-Mézières

フランス北東部,アルデンヌ県の県都。工業都市。ベルギー国境から約 14kmに位置する。ムーズ川をはさんで相対する北側のシャルルビルと南側メジエール両町が,1966年に周辺の3町を含んで合併して成立。地域の中心をなす商業都市であるとともに,フランス東部工業地帯に属し,クレーンなどの重機械,農機具などが製造される。ノートルダム・ド・レスペランスのバシリカ聖堂 (15~17世紀) ,ルイ 13世様式の建物に囲まれたデュカール広場などがある。詩人 A.ランボーの生地で,彼が『酔いどれ船』などを書いた水車小屋は博物館になっている。人口5万 9439 (1990) 。

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