現代外国人名録2016 「シュイ・クー」の解説
シュイ・クー
許 可
Xu Ke
- 職業・肩書
- 二胡奏者
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1960年11月6日
- 出生地
- 南京
- 学歴
- 国立中央音楽学院民族音楽学部〔1982年〕卒
- 受賞
- ヒューストン市名誉市民,バトン・ルージュ市名誉市民,ニューオーリンズ市芸術賞
- 経歴
- 7歳で二胡を始め、9歳の時南京の少年宮に入る。1983年国立中央民族楽団に入団し、首席二胡奏者(コンサートマスター)に就任。’86年の米国公演で絶賛される。’87年北京で自作の二胡協奏曲など初演。’88年来日し、’89年東京学芸大学研究生として東洋・西洋の音楽史などを学ぶ。以後、日本を拠点に世界各国で演奏会を開き、古典に加えて西洋クラシック、ポップ、フュージョンなどの演奏で絶賛を博す。同年中国芸術家代表団の音楽監督として米国公演を行い、ヒューストン市名誉市民となる。’94年モスクワでロシア・フィルとレコーディングを行う。’95年4月東京・カザルスホールで世界初の無伴奏二胡リサイタルを成功させ、8月には日本フィルと「戦後50周年コンサート」で共演。’96年、’99年と2度の米国ツアーではバトン・ルージュ市の名誉市民、ニューオーリンズ市芸術賞を受賞。’98年作曲家・外山雄三より「二胡と管弦楽のための『橋』」の献呈を受け初演。’99年バージニア州のバージニア・ウォーターフロント国際芸術祭にソリストとして参加。2000年よりヨーヨー・マの「シルクロード・プロジェクト」に参加。2001年アジア・ツアーに同行し、台湾国立劇場で行われたヨーヨー・マとの二重奏は台湾国営テレビでも放送された。同年10月シンガポール交響楽団ヨーロッパ公演のソリストとしてドイツ各地で演奏。ボストンやニューヨーク・カーネギーホールでリサイタルを行う他、ボストン・モダン・オーケストラ、上海カルテット、ニューヨーク・メトロポリタン交響楽団との共演、フィンランド国際音楽祭でのリサイタルなど、二胡の第一人者として国際的に活躍。2004年母校・国立中央音楽学院客員教授に就任。2005年“松任谷由実 with Friends of Love the Earth”に参加し、愛知万博の松任谷由実公演のテーマソング「Smile again」をリリース。同ユニットでNHK「紅白歌合戦」に出場。録音されたものに「胡弓の響き・クラシックの調べ」「マイ・ウェイ」「風韻」「妙韻神弓〜祈り」など多数。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報