名誉市民(読み)メイヨシミン

デジタル大辞泉 「名誉市民」の意味・読み・例文・類語

めいよ‐しみん【名誉市民】

さまざまな分野功績のあった者に対して、賞賛尊敬を示して市が贈る称号

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精選版 日本国語大辞典 「名誉市民」の意味・読み・例文・類語

めいよ‐しみん【名誉市民】

  1. 〘 名詞 〙 公共福祉学術技芸などへの貢献の卓越した者に、地方自治体が贈る名誉の称号。昭和二四年(一九四九仙台市が市制六〇周年を記念して本多光太郎志賀潔土井晩翠の三氏に贈ったのが日本最初

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「名誉市民」の意味・わかりやすい解説

名誉市民
めいよしみん

その市在住、またはゆかりの人で、さまざまの分野で功績や業績のあった人に贈られる称号。もとは欧米で始められた制度で、公共福祉、学術、技芸その他の文化、産業等に業績ある人に、賞賛と尊敬の念を示すものである。名誉市民を表す英語honorary citizenのhonoraryは、義務、特権、報酬を伴わないことをその重要な意味としている。日本では、1949年(昭和24)仙台市が志賀潔(きよし)、土井晩翠(つちいばんすい)、本多光太郎らに名誉市民の称号を贈ったのに始まり、今日では多くの市がこの制度を設けている。また、県、町、村などの自治体も、この制度に倣って、名誉県民、名誉町民、名誉村民などの称号を贈ることも多くなっている。贈られた人には、その自治体の公共施設の利用や生活の便宜などの、若干の特権が与えられることが多い。

[梶 龍雄]

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