日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)所属クラブ。欧文表記はJEF UNITED ICHIHARA CHIBA。法人名は「ジェフユナイテッド株式会社」。呼称ジェフユナイテッド千葉。千葉県市原市・千葉市をホームタウンとし、千葉県を活動区域とする。ホームスタジアムはフクダ電子アリーナ(収容人員1万8500)、市原臨海競技場(収容人員1万4051)。チーム名のジェフ(JEF)は「JR EAST FURUKAWA」の頭文字。ユナイテッド(UNITED)は古河電工とJR東日本が提携して誕生したチームであることからつけられ、ホームタウンとの結び付き、チームの協調、連帯感も表している。マスコットは「ジェフィ」「ユニティ」の秋田犬の兄弟。クラブカラーはイエロー、グリーン、レッド。
1946年(昭和21)に古河電気工業株式会社サッカー部として創設された。1965年には第1回日本サッカーリーグに参加、以後全27シーズンを一部で戦った唯一のチームでもある。1991年(平成3)に株式会社を設立し、チーム名を東日本JR古河サッカークラブに改称してJリーグ正会員となった。1996年にジェフユナイテッド市原と名称を変更。市原市をホームタウンとしていたが、2005年2月、より多くのサポーター獲得のねらいもあり、千葉市もホームタウンとしてチーム名を現在のものとした。Jリーグには1993年の開幕時から参加。2010年にJ2に降格した。
前身の古河電工時代は社会人の名門チームとして、二度の日本リーグ優勝をはじめ、天皇杯を4回獲得している。また1986~1987年シーズンでは、日本のクラブとして初めてアジアクラブ選手権で優勝を飾るなど、多くのタイトルを獲得した。日本代表選手も数多く輩出し、現在も日本サッカー界の中枢で活躍する人物は多い。
獲得したおもなタイトルは、Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝2回(2005、2006)である(2010年5月現在)。
過去に在籍した選手には、リトバルスキーPierre Littbarski(1960― 、ドイツ)のほか、中西永輔(えいすけ)(1973― )、城彰二(じょうしょうじ)(1975― )らがいる。また、日本サッカー協会前会長の川淵三郎(かわぶちさぶろう)(1936― )、日本を初めてワールドカップに導いた岡田武史(たけし)は前身の古河電工の出身。2003年1月から2006年6月まで、元日本代表監督のイビチャ・オシムが監督を務めていた。
[中倉一志]
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