精選版 日本国語大辞典「じゃぶじゃぶ」の解説
じゃぶ‐じゃぶ
〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 勢いよく水をかきまわしたり、すすいだり、また、水中を歩いたりするときの音や様子を表わす語。ざぶざぶ。じゃぼじゃぼ。
※指輪の罰(1902)〈国木田独歩〉三「ヂャブヂャブと入り川上の方へと歩みぬ」
② しょうゆやソースなどをたっぷりかける様子を表わす語。
※父の詫び状(1978)〈向田邦子〉昔カレー「ソースをジャブジャブかけながら」
③ 口の中で唱えものなどをするときの音の様子を表わす語。むにゃむにゃ。
※滑稽本・大千世界楽屋探(1817)中「お経の文句が間違ても、じゃぶじゃぶですましておけど」
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