山川 世界史小辞典 改訂新版 「ジャウンプル」の解説
ジャウンプル
Jaunpur
北インド,ウッタル・プラデーシュ州ゴームティ川沿いの都市とその周囲の県。1359年,トゥグルク朝のフィーローズ・シャー・トゥグルク帝が建設。同朝末期に,宦官(かんがん)のマリク・サルワルがここを首都としてシャルキー朝を創始した。次いでローディー朝のバフロールがこの町を奪った。ジャウンプルはスール朝のシェール・シャーの頃までイスラームの学問の町として有名であった。シャルキー朝の王たちの建設した,門の高いジャウンプル様式のモスクが現存している。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報