ジャバルプル(読み)じゃばるぷる(英語表記)Jabalpur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャバルプル」の意味・わかりやすい解説

ジャバルプル
Jabalpur

インド中部,マディヤプラデーシュ州中部の都市。ビンディア山脈南側盆地内の標高 402mに位置し,周辺は小高い丘陵。ガラー地区は,14世紀にゴンド王国の主要都市として栄えた。イギリス領時代にナルマダ地区の行政中心地となってから工業都市として発展。山地鉄鉱石マンガン,銅,鉛などが開発され,特に軍需機械工業が盛んで,一般機械やガラス製造も行われる。そのほか搾油,製粉製材たばこ織物などの工場も多い。州高等裁判所,多数のカレッジをもつジャバルプル大学などがある。周辺には仏教,ヒンドゥー教,ジャイナ教などの遺跡が多い。人口 73万 9961 (1991) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャバルプル」の意味・わかりやすい解説

ジャバルプル
じゃばるぷる
Jabalpur

インド中部、マディヤ・プラデシュ州中部の工業都市。ナルマダ川が流路を北西から西に変える地点に位置する。人口95万1469、周辺部を含む人口111万7200(2001)。兵器、セメント鉄鋼陶器、ガラス、繊維、製粉などの工業が盛ん。石灰岩ボーキサイト陶土などの鉱物資源を産し、農作物ではおもに小麦、豆類、サトウキビ、米、採油用種子などが栽培される。年平均気温は26.5℃で、年降水量の9割が雨期の6~9月に降る。

[福岡義隆]

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