日本大百科全書(ニッポニカ) 「じゅーしー」の意味・わかりやすい解説 じゅーしー 沖縄のご飯料理。煮込みご飯、混ぜご飯、炒(いた)めご飯のような味つけご飯のことを沖縄では一般にじゅーしー、じゅーしーめしといっている(地方によって呼び名が違う)。じゅーしーは、中に入れる具によって献立名がつけられ、たとえば田芋(たーうむ)じゅーしー、ふーちばーじゅーしー(ヨモギが入ったもの)、昆布(くーぶ)じゅーしーなどがある。第二次世界大戦前までは、残りご飯を残り汁などに入れて、ありあわせの材料でつくられていたが、食生活が豊かになった戦後は、具をたっぷり入れ、だしをきかせてつくり、残り物を利用することは少なくなった。[渡口初美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例