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スカブミ(その他表記)Sukabumi

改訂新版 世界大百科事典 「スカブミ」の意味・わかりやすい解説

スカブミ
Sukabumi

インドネシア,ジャワ島西部の都市。人口26万9987(2003)。ゲデ火山(2958m)南麓に立地し,ボゴール~バンドン間の鉄道に沿う。標高602mで気候も快適,風景も美しいため,20世紀初めから保養地として発展した。周辺は肥沃な高原で,良質の米,茶,コーヒーゴム生産もあり,それら物資の集散地でもある。市街よりさらに300m高い所には,休養地スラビンタナが開かれている。インドネシアの中央警察学校がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スカブミ」の意味・わかりやすい解説

スカブミ
すかぶみ
Sukabumi

インドネシア、ジャワ島西部の都市。ゲデ火山南西麓(なんせいろく)の標高602メートルに位置する。人口12万5400(1995)、130万1873(2018推計)。快適な気候をもつ高地休養地として発達した。スンダ人の居住地の中心として、かつてのパジャジャラン王国の遺跡などもある。南方のプラブハン・ラトゥーの海岸休養地も近く、また近郊にはスラビンタナの高原保養地もある。付近の良質の米、コーヒー、茶、ゴムの集散地。中央警察学校が置かれている。

[別技篤彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スカブミ」の意味・わかりやすい解説

スカブミ
Sukabumi

インドネシア,ジャワ島西部,ジャワバラット州の都市。バンドン西方 75km,プリアンガン山地の標高 600mの高原に位置する。ゴム,米,トウモロコシ,茶,コーヒーなどを集散する。保養地でもある。ジャカルタ,バンドンと鉄道,道路で結ばれる。人口 10万 9994 (1980) 。

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