ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゾイゼ」の意味・わかりやすい解説
ゾイゼ
Seuse, Heinrich
[没]1366.1.25.
ドイツの神秘主義者。ラテン名でスーゾともいう。ドイツ神秘主義の祖 J.エックハルトに師事したのち,ドミニコ修道会に属し,巡回説教師となる (1335頃~48) 。 1348年頃ウルムに定住。魂と神との融合を説き,人間の魂は神のなかでのみ安らぎを得ると考えた。主著『真理の書』 Das Büchlein der Wahrheit (1327) ,『永遠なる知恵の書』 Das Büchlein der ewigen Weisheit (1328) など。
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