ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイ文字」の意味・わかりやすい解説 タイ文字タイもじThai alphabet タイ語の表記に用いられる固有のアルファベット。 44個の子音字,14個の母音字,4個の音節文字,4個の声調符号から成る。左から右へ,単語の切れ目なく横書きする。 13世紀末にスコータイ王朝のラーマカムヘーン王の創始したスコータイ文字がもとで,少しずつ字母数や字形を変えて現在にいたる。南インド文字の系統をひき,直接にはクメール文字を基礎にしてできている。現存最古の文献は 13世紀末。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報