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たばこ増税 たばこぞうぜい

知恵蔵の解説

たばこ増税

鳩山由紀夫政権初の2010年度税制改正大綱に、10月1日からたばこ税を1本当たり3.5円引き上げることが盛り込まれた。この改正により、たばこの価格は、メーカーの値上げ分と併せて1本当たり5円程度の値上げとなり、1箱(20本)300円の標準的な銘柄は400円程度になる見通し。たばこ税の税率引き上げは06年以来で、過去の増税が1本当たり1円程度だったのに比べ、大幅な引き上げとなる。
大綱では、たばこ税について「これまで安易な財源確保策として用いられてきた」と指摘し、「国民の健康に対する負荷を踏まえた課税に改めるべき」だとした上で、「たばこの消費を抑制するため、将来に向かって、税率を引き上げていく」必要があると明記。たばこ税の目的を「財源確保」から「健康増進」へと転換する方針を明確に示した。たばこ事業の発展を目的とする「たばこ事業法」も改廃し、葉タバコ農家や小売店への影響などを見極めながら、たばこ事業のあり方を見直す方針。
喫煙が健康や社会に及ぼす悪影響を減らそうと、世界保健機関(WHO)の「たばこの規制枠組条約」では、締約国に対して喫煙率の低下に向けた価格・課税政策を求めている。欧米諸国では現在、たばこ1箱500~1000円程度が一般的となっており、日本でも欧米並みの課税に向けた増税論議が続きそうだ。

(原田英美  ライター / 2010年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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