改訂新版 世界大百科事典 「タマンラセト」の意味・わかりやすい解説 タマンラセトTamanrasset アルジェリア南部サハラ砂漠中のオアシス都市。同名県の県都。人口3万8000(1982)。アラビア語でターミンラーストṬāminrāst。アハガル山地南西にあり,標高1395m。夏暑いが冬はしのぎやすく,ヨーロッパからの避寒客が多い。住民はベルベル系遊牧民のトゥアレグ族。古くから隊商の中継地であったが,フランス植民地時代サハラ支配の拠点として都市化した。独立後も地下資源開発の拠点となり,住宅や諸施設の建設が進んでいる。サハラ縦断道路の要衝で,空港がある。執筆者:藤井 宏志 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タマンラセト」の意味・わかりやすい解説 タマンラセトTamanrasset 旧称フォールラプリンヌ。アルジェリア南東部,ホガール山地中のタハット山南麓にあるオアシスの町。サハラ縦断交易路の保護のために建てられた城塞に始る。標高 1378mの高所にあるが,日陰温度で 40℃をこえる世界最高気温をマークしたこともある。雄大な景観によって観光地にもなっている。砂漠の聖者といわれた C.E.フーコーの隠棲の地として有名。周辺も加えて人口3万 8146 (1987推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by