タンブリング(読み)たんぶりんぐ(英語表記)tumbling

翻訳|tumbling

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タンブリング」の意味・わかりやすい解説

タンブリング
たんぶりんぐ
tumbling

転回運動の総称。主としてマットを使用して行われる。背をつけて転がる基礎的なものから、前転跳び、後転跳び、前・後・側方宙返り、2回宙返り、宙返りひねりなど、内容も豊富で、技術の幅も広い。体操競技の床(ゆか)運動の主要部分となるタンブリング上達は、体操選手にとっては必須(ひっす)条件である。アメリカがもっとも盛んで、日本でも、男子競技の一つとして全日本選手権大会が行われている。競技は、長さ18メートル、幅1.5メートル、厚さ4.5~6センチメートルのマットを使用して、各種の転回運動を1分間連続して行い、難度、組合せ、実施の三要素について、4人の審判がそれぞれ10点満点で採点する。

[上迫忠夫]

ルール変更

2008年4月現在、競技は、タンブリングバーンとよばれる弾性のあるボード(幅1.8メートル、長さ25メートル)上で連続して8回の演技を行い、得点を競う方法で行われている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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