ツールバー(読み)つーるばー(英語表記)toolbar

翻訳|toolbar

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツールバー」の意味・わかりやすい解説

ツールバー
つーるばー
toolbar

パーソナルコンピュータ(パソコン)の画面上において、アプリケーションで使用する各種機能を、アイコンやボタンに割当てて一覧できるように並べた領域

 それぞれのアプリケーションの上部に配置されることが多い。たとえば、マイクロソフトワードWordやエクセルExcelで、メニューの下に並んでいるボタンなどの部分がツールバーにあたる(Office2007以降、メニューとツールバーは「リボン」と称するものに置き換えられた)。これらはユーザーが必要に応じて、表示内容の並び方などをカスタマイズすることができる。また、帯状のバーではなく小さなウインドウにまとめたものもあり、この場合はツールボックスともよぶが、機能的には同じものである。ワードやエクセルなどでは、ツールバーを取り出してツールボックスとして使うこともできるようになっていた。画像加工アプリケーションでは、範囲選択や色の補正描画など各種操作を、直感的にわかるアイコンに置き換え、さらにツールバー化していることが多い。また、ブラウザーには、後づけの形で組み込んで機能強化するツールバーもある。検索エンジンのGoogleツールバーやYahoo!ツールバー、ウイルス対策ソフトのNortonツールバーなどがある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android