日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツールバー」の意味・わかりやすい解説
ツールバー
つーるばー
toolbar
パーソナルコンピュータ(パソコン)の画面上において、アプリケーションで使用する各種機能を、アイコンやボタンに割当てて一覧できるように並べた領域。
それぞれのアプリケーションの上部に配置されることが多い。たとえば、マイクロソフトのワードWordやエクセルExcelで、メニューの下に並んでいるボタンなどの部分がツールバーにあたる(Office2007以降、メニューとツールバーは「リボン」と称するものに置き換えられた)。これらはユーザーが必要に応じて、表示内容の並び方などをカスタマイズすることができる。また、帯状のバーではなく小さなウインドウにまとめたものもあり、この場合はツールボックスともよぶが、機能的には同じものである。ワードやエクセルなどでは、ツールバーを取り出してツールボックスとして使うこともできるようになっていた。画像加工アプリケーションでは、範囲選択や色の補正、描画など各種操作を、直感的にわかるアイコンに置き換え、さらにツールバー化していることが多い。また、ブラウザーには、後づけの形で組み込んで機能強化するツールバーもある。検索エンジンのGoogleツールバーやYahoo!ツールバー、ウイルス対策ソフトのNortonツールバーなどがある。
[編集部]