トライアル

デジタル大辞泉 「トライアル」の意味・読み・例文・類語

トライアル(trial)

試すこと。試み。試行。特に、運動競技試技、また予選試合。「タイムトライアル

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精選版 日本国語大辞典 「トライアル」の意味・読み・例文・類語

トライアル

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] trial )
  2. 試み。試行。また、試練。〔外来語辞典(1914)〕
    1. [初出の実例]「鉄の意志をもつ船舶業者は本気で鉄造船の試図(トライアル)をやりはじめた」(出典:黒船前後(1933)〈服部之総〉黒船前後)
  3. 運動競技で試技のこと。
    1. (イ) スキーのジャンプ競技でテストジャンプのこと。
    2. (ロ) 陸上競技跳躍投擲(とうてき)の試技のこと。
    3. (ハ) ウエイトリフティングで、試技のこと。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トライアル」の意味・わかりやすい解説

トライアル
trial

オートバイで,スピードではなくライダーの高度な技を競い合い,走破性と操縦技術の正確さを問う競技。ヨーロッパ,特に発祥地のイギリススペインで人気が高い。日本では 1970年代から盛んに行なわれるようになった。オートバイは座るシートがなく,必要最低限のもの以外はすべてを取り去った特殊仕様になっている。決められた時間内で,コース途中に設けられたセクション (採点区間) を,いかに減点されずに走り抜けるかを争う。減点が少なく,最もミスのないライダーが勝ちとなる。各セクションには岩山や沢などの自然の地形をいかした障害物を設置。足を地面に1度接地させると1点減点で,転倒や足をついていたときのエンジン停止も減点になる。 2000年にアジアで初めての世界選手権が栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

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知恵蔵 「トライアル」の解説

トライアル(オートバイの)

複雑な自然地形を利用して、定められたコースを走破する競技。速さではなく、操作技術だけを競う。地面に手や足をついたり、後ろに下がったり転倒したりすると減点、最終得点で勝敗を決める。ライダーは歩くのも困難なコースや、タイヤ1本分しかないようなセクションも、微妙なアクセルワークでクリアする。2006年世界選手権シリーズは、アダムラガ(スペイン)が総合連覇、藤波貴久(ホンダ)は2位に終わった。00年からは、栃木県のツインリンクもてぎでも1戦行われている。

(折山淑美 スポーツライター / 2007年)

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デジタル大辞泉プラス 「トライアル」の解説

トライアル

真保裕一の短編集。1998年刊行。競馬、競輪、競艇、オートレース、それぞれの世界が舞台。

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世界大百科事典(旧版)内のトライアルの言及

【口頭弁論】より

…アメリカでは,法律と事実認定に素人の市民で構成される陪審で裁判をするのが原則であるために長期の審理が不可能である。そこで,トライアルtrial(正式審理)では集中審理,直接主義,口頭主義が貫徹され,これを可能とするために,ディスカバリーdiscovery(トライアルの前に相手方や第三者から証拠等の情報を得る制度)やプリトライアル・コンファレンスpre‐trial conference(正式審理準備手続のための会合)等,トライアル準備の制度が設けられている。また,西ドイツでは,訴訟促進のために〈簡素化法〉を制定(1977施行)した。…

※「トライアル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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