デジタル大辞泉 「トラジメーノ湖」の意味・読み・例文・類語 トラジメーノ‐こ【トラジメーノ湖】 《Lago Trasimeno》イタリア中部、ウンブリア州にある湖。同国第4の面積をもつ。湖岸の主要都市は西岸にあるカスティリオーネ‐デル‐ラーゴ。ポルベーゼ島、マッジョーレ島、ミノーレ島の三つの島がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トラジメーノ湖」の意味・わかりやすい解説 トラジメーノ湖トラジメーノこLago Trasimeno イタリア中部,ウンブリア州にある湖。フィレンツェ南東約 100kmに位置し,湖面標高は 255m,水深は深いところで 6m,面積 128km2。陥没によってできた湖で,自然の流出口をもたないため,たびたび氾濫を起し,マラリア発生をも伴ったため,1898年南東部にテベレ川支流に続く地下排水口を造った。マッジョーレ,ミノレ,ポルベーゼの3つの島がある。湖畔ではマスの養殖,ブドウ,オリーブの栽培などが行われている。前 217年5月,カルタゴの武将ハンニバルがローマ軍を打ち破ったところとして有名。待伏せして1万 5000人以上を殺したといわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「トラジメーノ湖」の意味・わかりやすい解説 トラジメーノ湖とらじめーのこLago Trasimeno イタリア中部、ウンブリア州にある湖。別称ペルージアPerugia湖、ラテン名トラシメヌスTrasimenus湖。面積128平方キロメートルは同国第4位。周囲も54キロメートルに及ぶが、最大深度は6.6メートルときわめて浅い。近年水面の低下が著しい。自然の排水口がないため、ローマ時代以来人工の排水口がつくられ、幾度となく修復されてきた。湖上には三つの小島が浮かぶ。湖畔は第二次ポエニ戦争の古戦場。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by