どんな(読み)ドンナ

デジタル大辞泉 「どんな」の意味・読み・例文・類語

どんな

[形動]
はっきりしないそのものの状態・性質・程度などを想像しようとするさま。「どんな人が来るのだろう」「どんなにかうれしかったろう」「どんなものをお探しですか」
物事の状態・性質・程度などに左右されないさま。「どんな物でも買い取る」「どんなに悲しくとも泣かない」
[補説]連体形に「どんな」「どんなな」の二形がある。連体形として一般には「どんな」の形が用いられるが、助詞「の」に続くときなどは「どんなな」の形が用いられる。「通信事情が悪いので、今の状況がどんななのか、よくわからない」
[類語]どういうどのようどういかがいかにいかよういかないかなるいかん

ドンナ(〈イタリア〉donna)

女性の意》服飾などで、女性用・女物意味に用いる語。→ウオモ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どんな」の意味・読み・例文・類語

どんな

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 語幹がそのまま連体形のはたらきをする ) 状態や程度について限定できないさま。どのよう。
    1. [初出の実例]「やれ此鷺はどんな鷺だ。あひるのやうなと仰らるるを」(出典:咄本・当世口まね笑(1681)一)
    2. 「京は近し、芝居といへば歴々の役者様方、どんなを見よふと儘也」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)三)
    3. 「町並やどんな庵でも餠さわぎ」(出典:俳諧・七番日記‐文化一三年(1816)一一月)

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