ナコンサワン(読み)なこんさわん(英語表記)Nakhon Sawan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナコンサワン」の意味・わかりやすい解説

ナコンサワン
Nakhon Sawan

タイ中北部,ナコンサワン県の県都ピン川ナーン川が合流してチャオプラヤー川となる地点西岸にある。合流点にはボラポット湖ができ,淡水漁業が行なわれている。スコータイ朝期に建設された。チャオプラヤー川の沖積平野中部の主要都市で,重要な河港を擁し,米,トウモロコシ北方山地で産するチーク材などを集散する。精米製材が行なわれ,漁業も盛ん。バンコクチエンマイを結ぶ道路が通り,鉄道がチャオプラヤー川の対岸を通る交通の要地。人口 9万1802(2000)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナコンサワン」の意味・わかりやすい解説

ナコン・サワン
なこんさわん
Nakhon Sawan

中部タイ北端の中心都市。同名県の県都。人口6万3935(1980)。北部山地より流下するピン川とナン川が、同市のすぐ北にあるパクナムポーで合流して、タイ第一の大河チャオプラヤー川となる。合流点にはボラポット湖が形成され、淡水漁業が発達している。古くから中部タイと北部タイを結ぶ交通上の要衝で、軍事的にも商業的にも繁栄してきた。

[友杉 孝]

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