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なも ナモ

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デジタル大辞泉の解説

なも[助動]

[助動][○|○|なも|なも|○|○]《上代東国方言》動詞・動詞型活用語の終止形に付く。推量の助動詞「らむ」に同じ。→なむ[助動]
「うべ児(こ)なは我(わぬ)に恋ふなも立(た)と月(つく)のぬがなへ行けば恋(こふ)しかるなも」〈・三四七六〉

なも[係助・終助]

[係助]《上代語》係助詞「なむ」の古形。多く助詞に付く。
「何時(いつ)は―恋ひずありとはあらねどもうたてこのころ恋し繁しも」〈・二八七七〉
[終助]《上代語》終助詞「なむ」の古形。動詞・動詞型活用語の未然形に付く。
「上野(かみつけの)乎度(をど)の多杼里(たどり)が川路にも児(こ)らは逢は―ひとりのみして」〈・三四〇五〉

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

なも

( 助動 ) ( ○ ・○ ・なも ・なも ・○ ・○ )
〔上代東国方言〕
推量の助動詞「らむ」に同じ。 「うべ児なは我わぬに恋ふなも立と月つくのぬがなへ行けば恋ふしかるなも/万葉集 3476」 「比多潟の磯のわかめの立ち乱え我をか待つなも昨夜きそも今夜も/万葉集 3563」 〔連体形は係助詞「か」の結びとして用いられる。推量の助動詞「らむ」に相当する上代東国方言には、別に「なむ」の形もある〕 → なむ(助動)

なも

( 係助 )
〔上代語〕
係助詞「なむ」に同じ。 「あやしく奇くすしく麗はしく白き形を-見喜べる/続紀 神護景雲三宣命」 「何時は-恋ひずありとはあらねどもうたてこのころ/万葉集 2877」 〔主として散文に用いられ、万葉集には一例のみ〕

なも

( 終助 )
〔終助詞「なむ」の古形〕
終助詞「なむ」に同じ。 「三輪山を然も隠すか雲だにも心あら-隠さふべしや/万葉集 18」 〔上代の語であるが、万葉集でも、すでに「なむ」のほうが多く用いられる〕 → なむ(終助)

なも

( 終助 )
軽く感情を添えていう。ね。 「済まぬぞ-と出で来たり/雑俳・指使編」 〔現在でも尾張・長野・会津地方などで用いられる〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

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