10歳の少女安本末子(やすもとすえこ)の日記。1943年(昭和18)に九州で生まれた朝鮮民族の一少女が、炭鉱労働者だった父母を失い、きょうだい4人の貧しい生活のなかで毎日欠かさずにつけていた日記で、58年「カッパ・ブックス」の一冊として出版され、ベストセラーとなった。貧乏と民族差別のなかにありながらナイーブな眼(め)を失わない少女の生活記録で、当時の生活記録運動にも刺激を与えた。題名は二番目の兄の呼び名による。出版の翌年に今村昌平(しょうへい)監督の手で映画化もされ、芸術祭賞を受けた。
[上笙一郎]
『『にあんちゃん』(講談社文庫・ちくま少年文庫)』▽『高史明「にあんちゃん」(朝日ジャーナル編『小さい巨像』所収・1974・朝日新聞社)』
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
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