20世紀西洋人名事典 の解説
ニコラス・カミーユ フラマリオン
Nicolas Camille Flammarion
1842.2.26 - 1925.6.3
フランスの天文学者,作家。
モンティニ・ル・ロア生まれ。
幼時から天文・気象観測に興味を持ち、働きながら工業高校の夜間部に通い、代数、幾何、英語を学ぶ。「万有宇宙の生成」の原稿を書き、パリ天文台長ルヴェリエの知遇を得、1858年同天文台職員となる。月、火星、二重星等を研究、1861年には「生物の住む様々な世界」を出版、趣味豊かな文体で人気を得、その後新聞、雑誌へ寄稿、科学雑誌の編集、講演を行う。1880年出版の「通俗天文学」は各国語に翻訳、1883年屈折望遠鏡を擁する天文台を設立、1887年フランス天文協会を創立する等普及に貢献。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報