ニューマーケット(その他表記)Newmarket

翻訳|Newmarket

デジタル大辞泉 「ニューマーケット」の意味・読み・例文・類語

ニューマーケット(Newmarket)

英国イングランド東部、サフォーク州の町。1200年頃から競馬が始まり、17世紀にジェームズ1世が国王用の席を設けて以来、同国における競馬の中心地となった。近代競馬発祥の地として知られ、多数競馬場牧場ほかせり市、国立競馬博物館がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニューマーケット」の意味・わかりやすい解説

ニューマーケット
Newmarket

イギリスイングランド東部,サフォーク県北西端部,フォレストヒース地区(人口 5万5514〈2001〉)の町。ロンドンの北約 110kmにある。ジェームズ1世在位 1603~25)の時代から競馬の町として知られ,1634年にはチャールズ1世が最初の優勝杯レースを創設した。1750年にはジョッキー・クラブの本部が設置された。競走馬飼育調教が西のケンブリッジシャー県にまたがって広がるヒース地帯を利用して行なわれ,ニューマーケット競馬場ではイギリス五大クラシック競走の 1000ギニーと 2000ギニーのレースが行なわれる。1967年エリザベス2世によって開かれた全イングランド馬繁殖センターがある。人口 1万4995(2001)。

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世界大百科事典(旧版)内のニューマーケットの言及

【競馬】より

…古くはホメロスの《イーリアス》の中にうたわれた戦車競馬にまでさかのぼることができるが,近代競馬の形態が整えられたのはイギリスにおいてである。記録によれば,1377年,プリンス・オブ・ウェールズ(後のリチャード2世)とアランデル伯爵がニューマーケット付近でそれぞれ自分の馬に乗ってレースを行ったとある。初期の競馬はこうしたマッチレースが主体だったようだ。…

※「ニューマーケット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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